Tomura Shigaraki

死柄木弔|TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』フレグランス

【トップノート】
水分のない乾燥した空気にも似た、クローブリーフのかさついた質感から始まります。
死柄木弔の“個性”崩壊によってボロボロに朽ちていく様子を思わせる、乾いた香りです。
ただ、奥の方には渋みが潜んでいるため、既に不穏な気配が漂っています。
オール・フォー・ワン本人から、「あの子はそう成り得る 歪みを生まれ持った男だよ」と言われるほどの、歪んだ思想や純粋な悪意が透けて見えだしているイメージです。

【ミドルノート】
ほの暗いスモーキーノートや重たいバニラの香りで、不穏な気配がより一層深まるように変化していきます。
リ・デストロ率いる異能解放軍と対峙した際、戦いの最中に昔の記憶を思い出す毎に覚醒していく死柄木弔を思わせるイメージで、ヴィランを率いる者として飛躍的な成長を遂げる姿を彷彿とさせる香りです。
また、ジトリとした湿り気が香りに力強さを与えることによって、小さな憎しみが積み重なった結果、自らの手で家族を崩壊させた過去を持つ彼の、幼い頃からの破壊衝動も感じられます。

【ラストノート】
ふわりと柔らかいムスクが広がります。
ミドルノートまで感じられていたダウナーな雰囲気が少しずつ和らぎ、どこか白く変化するイメージで、死柄木弔の“個性”により、全てが崩壊して真っ新な地平線へと化していく様子が思い浮かぶようです。
また、どことなく淡い質感も出てくるので、普段の危険な思想の中に垣間見える無邪気な一面も感じられます。

【全体的な香りの印象】
死柄木弔のフレグランスは、彼の“個性”ですべてが崩壊していく様子を思わせる乾燥感やかさついた質感の香り立ちから、だんだんとヴィランとしての成長を遂げてゆくように、危うい空気感が広がっていくのが特徴です。
ヴィランを率いる者としての風格の中に、そうならざるを得なかった悲しい過去や犠牲が垣間見えますが、それを超えてなお進み続ける彼の生き様を、香りで感じてみてください。