Kitaro

鬼太郎|「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」フレグランス

【トップノート】
フローラルオゾンの、ほんのりと甘みを帯びた淡泊な香りから始まります。
暗闇からふと現れたような、静かな香り立ちです。
父と同じく温感の低い香りなので、幽霊族であることが感じられる香りです。
また、霧を思わせる質感もあり、カランコロンという下駄の音が暗闇に木霊している様子も彷彿とさせます。

【ミドルノート】
牡丹や椿といった花の甘みが出てきます。
華やかというよりは、トップノートの霧っぽさを和らげる程度で、涼やかで単調な雰囲気は変わりません。
鬼太郎につきまとう山田に対して淡々と忠告し、距離感のある態度をとる様子が感じられる香りです。
とはいえトップノートに比べれば甘みが際立つ分、スマートな印象もあるため、軽やかな身のこなしで狂骨たちを鎮める姿が思い浮かびます。

【ラストノート】
シダーウッドの真っ直ぐな香りが重なることで、晴れやかな印象に変化します。
相変わらず涼やかではありますが、ミドルノートまでの、まるで暗闇にいるかのような雰囲気に比べると、明かりが差し込むような変化が見られます。
父親である目玉おやじとの絆や、狂骨になり果てた時弥の気持ちに寄り添う姿など、時折見せる穏やかで優しい人柄が感じられる香りです。

【全体的に】
鬼太郎のフレグランスは、人間にとっては恐ろしい存在である妖怪側に立つ、幽霊族の少年としての怪しい雰囲気をまとった涼やかさが特徴です。
墓場から生まれ出た彼が、どんな時間を過ごして今に至り、哭倉村へ訪れるに至ったのか。その時の流れや彼の思いの一端を感じてみてください。