CHENG XIAOSHI
【トップノート】
グレープフルーツやタンジェリンといった、爽やかで明るい香り立ちから始まります。
気だるげな雰囲気を纏っているように見えますが、その実、無邪気で天真爛漫なトキの姿を思わせる香りです。
すぐにふざけたり人を揶揄ったりしてはヒカルに窘められているところや、バスケをしている時の生き生きとした様子が感じられます。
【ミドルノート】
霞みがかった印象をもつバイオレットが重なります。
トップノートまでの爽やかさや明るさが徐々に和らぎ、どこか儚げな雰囲気へと変化していきます。
幼少期に両親が失踪してしまった過去をもつトキの、寂し気な様子や孤独感を思わせる香りです。
また、写真の中へダイブした際、登場人物たちの感情に寄り添い、時に傷つきながらも、「過去を問うな」「未来を聞くな」というヒカルとの約束と、写真世界の人を救いたいという感情の狭間で揺れ動く姿が感じられます。
【ラストノート】
清々しいシダーウッドが、真っ直ぐに立ち昇ります。
ミドルノートまでの所在なさげな雰囲気から、一本芯が通るように力強さが出てきます。
ヒカルやリン、大切な人たちが傷つかないためならば、自ら罪を被ることも厭わない姿や、たとえ過去を改変してしまったとしても物語の辻褄を合わせながら犯人を追い詰めるといった、行動力や正義感を持ち合わせているところが伺えます。
また、ヒカルに対して真っ直ぐに信頼を寄せている様子も伝わってくる香りです。
【全体的な香りの印象】
トキのフレグランスは、普段の彼の立ち居振る舞いが目に浮かぶような、明るい香り立ちが特徴です。
しかし、次第に一本芯が通っていくように、香り立ちが力強く変化していきます。
幾度となく時を超えて、信頼するヒカルの呼びかけに応えて真実を突き止めていく姿を、香りで感じてみてください。
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