TonyTony. Chopper
トップノートは、スノードロップとクラリセージの香りから始まります。
冬島に降る雪を思わせるような、ひんやりとした香り立ちです。
どこか繊細な気配が辺りを漂うため“青っ鼻”であるが故に様々な辛い経験をしてきた彼の、孤独感や心の傷を思わせます。
ミドルノートになると、桜の澄んだ香りがふわりと漂い出します。
Dr.ヒルルクの研究を完成させ、冬島にピンク色の雪『ヒルルクの桜』が降ったあのシーンを彷彿とさせる香りです。
そこへローストシュガーの香りが重なることにより、一気に深みが出てきます。
Dr.ヒルルクと出会ったことによって、医者になりたいという思いを持ち、Dr.くれはの元を離れて船医として仲間と共に世界を旅することを決意する彼の、成長してゆく姿を思わせる雰囲気です。
ラストノートにかけて、コットンキャンディの柔らかい香りが重なります。
彼の好きなわたあめを思わせるような、ふわりとした印象で、手配書に“わたあめ大好きチョッパー【ペット】”と書かれてしまうのも頷ける香りです。
全体を通して、彼の愛くるしい見た目や言動を思わせるような、甘やかな香りとなっています。
わたあめのようにふわふわとした可愛らしい香り立ちのため、思わずぎゅっと抱きしめたくなってしまうフレグランスです。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション