Buggy
【トップノート】
すっきりとしたグレープフルーツの酸味と、ラバンディンのシャープな香りから始まります。
「道化」の二つ名を思わせる明るい香りですが、どこかスリリングな雰囲気も感じられる香り立ちです。
ハーバル調ならではのギラついた刺激的な香りが、バギーがもつ、海賊としての危険な印象を醸し出します。
【ミドルノート】
クローブやガルバナムなどの、スモーキーな香りが出てきます。
トップノートのすっきりとした印象から、ダークな雰囲気へと大きく変化します。
冒険に出たばかりのルフィ達の前に立ちはだかった、強敵としてのバギーの姿が感じられる香りです。
ローグタウンでルフィを処刑しようとした時のような、海賊らしく容赦のない姿が思い浮かびます。
【ラストノート】
揺らめくようなラブダナムの中に、ベチバーの力強い渋みが感じられるようになります。
段々と存在感や落ち着きが出てきますが、一本芯の通った印象の香りです。
周りを巻き込む演出と天賦の強運から、四皇に名を連ねるまでにのしあがってきたバギー。
そんな彼が、海賊王を目指すという野心や夢を抱いている様子が伝わってきます。
【全体的に】
バギーのフレグランスは、明るくもどこかギラつきのある印象から、次第に、大物海賊の一角を担うに相応しい凄みが出てくるのが特徴です。
変わり身が早く調子のいい姿、海賊としての非情な姿、海賊王の船に乗った経験を持つ古株海賊ならではの力強さなど、バギーの持つ様々な魅力を感じてみてください。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション