Charlotte Pudding
【トップノート】
みずみずしいペアや、パイナップルのキュートな甘みから始まります。
熟した果実のような甘みが、サンジ達を騙していた時に見せていた、健気でかわいらしい雰囲気を感じさせます。
しかし、そこにブラウンシュガーの香ばしさが混じり合うことで、香りに重たさが出てきます。
先程までのかわいらしさが、どこか陰りを帯びるような印象で、プリンのかわいらしさの奥に潜む本性が垣間見えるイメージです。
【ミドルノート】
ジャスミンやガーデニアといった、凛とした花の香りが出てきます。
トップノートのこっくりとした甘みが落ち着いて、上品な印象に変化します。
結婚式崩壊後、サンジの誠意に応え、麦わらの一味を助けるために奔走するプリンの姿が思い浮かぶ、清らかな香りです。
また、忌み嫌われてきた三つ目をサンジに受け入れられ、思わず涙するような、今まで誰にも見せることのなかった素直で純粋な一面も伝わってきます。
【ラストノート】
サンダルウッドの穏やかな香りに、ピーチの繊細な甘みが淡く重なります。
これにより、ミドルノートまでの強気な印象が和らぎ、穏やかで優しい印象に変化します。
サンジの言動にときめいたり、強い口調ながらも彼を気遣う素振りを見せていたプリンですが、最後には別れを決意して、数秒の思い出を抜き取って身を引いてしまいます。
そんな、切ない雰囲気も隠れている香りです。
【全体的に】
シャーロット・プリンのフレグランスは、小悪魔のようなキュートな甘さから、清楚で綺麗な印象に変化するのが特徴です。
ビッグ・マムにすら「人形」としてしか扱われず、自分の本心に蓋をしてきた彼女が、サンジとの出会いを経て、素直になれないながらも手を貸してくれるようになっていく様子を感じてみてください。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション