【トップノート】
ウィンターグリーンのひんやりとした香りから始まります。
ヒエヒエの実の冷気のイメージがありつつ、淡々と緩やかな印象でもあります。
「だらけきった正義」を掲げているクザンの、マイペースな姿がイメージできる香りです。

【ミドルノート】
カシミアウッドの上品な甘みが出てきます。
トップノートの冷感に凛とした甘みが重なるため、海軍大将にまで上り詰めた実力や威厳が伝わってくるようです。
普段はだらだらとした様子ですが、若い頃からコツコツと努力を重ねてきた、叩き上げの海兵であることがイメージできます。
また、トップノートに比べると人間味が感じられる香りなので、時には海賊を見逃すような、正義に囚われすぎない人情ある一面も感じられます。

【ラストノート】
バニラやトンカビーンズといった、じんわりとした温感がありながらも不透明な香りが出てきます。
海軍を辞めた後、パンクハザードでスモーカーから「“闇”に通じている」と疑われたクザン。
そんな彼の、どんな決断をして動いているのか一切掴めない様子が感じられます。

【全体的に】
クザンのフレグランスは、ひんやりと冷たい香りでありながら、淡々としていてくぐもった印象をもっているのが特徴です。
海軍や世界政府の掲げる正義の形に囚われず、自分の考えに従って決断し行動するクザンの姿を感じてみてください。

©尾田栄一郎／集英社・フジテレビ・東映アニメーション