Koby

コビー|ONE PIECE

【トップノート】
マンダリンやペアといった、フルーツのみずみずしい甘みから始まります。
純粋な印象ですが、どこか幼さも感じられる香りで、アルビダの船にいた頃の弱虫で泣き虫だった姿を思わせます。
そこにリーフグリーンの、爽やかながらも微かな渋みのある香りが重なります。
若さと気弱さが混ざりつつも、海軍将校になる目標に向かって進んでいくコビーの、決意が感じられる香りです。

【ミドルノート】
マリンノートの甘さにより、ぐっと深みが出てきます。
そこに、清らかな花の甘みが重なることで、清廉で大人びた印象の香りになります。
ガープの元で厳しい特訓をこなし、人の何百倍も努力してきたコビー。
そんな彼が成長して、背筋を伸ばして敬礼する堂々たるが感じられる香りです。

【ラストノート】
柔らかく優しい印象の、ムスクの香りが出てきます。
徐々に深みが増して香りに奥行きが出てきますが、ほっとするような温かみのある香りになります。
敵味方問わず命の尊さを感じ、人のために涙を流せるコビーの、優しさや正義感あふれる姿が伝わってきます。

【全体的に】
コビーのフレグランスは、どこか懐かしい石鹸を思わせる、素朴な香りです。しかし、そこから一気に大人びた雰囲気に変化するのが特徴です。
かつては弱気で自分に自信がなかった青年が、並々ならぬ努力と勇気で、夢への階段を着実に上っていく姿を感じてみてください。