軽快な明るさがもたらすフレッシュでみずみずしい香り。ほのかに混じるガルバナムの鋭さは、決意を宿した彼の瞳のよう。
徐々にその香りは厚みを増してゆき、秘めた胸の内を感じさせる奥深さへと変化してゆく。
飾り気の無い明るさの奥に、ひたむきな願いを隠したフレグランス。

さらりと軽やかに香る、透明感をたたえた明るい気配。その香りは、光が射し込むかのように辺りを照らし、クリアな輝きを放つ。
徐々に香り出す淡い甘さはどこか柔らかく、心が温かくなるような彼女の笑顔を想わせる。
純粋な優しさと芯の強さを合わせ持つ、凛としたフレグランス。

みずみずしい果実の甘さがもたらす無垢な気配が、涼しげに立ち昇る。次第に広がってゆく愛らしさは、恋する少女の胸の高鳴りのよう。
その香りは、かすかに漂うカルダモンの苦みをそっと包み込むと、ほのかな優しさへと変わってゆく。
透き通った明るさが、無邪気な笑顔を想わせるフレグランス。

弾けるような甘酸っぱさが、きらきらと可憐に立ち昇る。それは、彼女の芯の強さを感じさせる、しなやかで混じりけの無い気配。
その香りは、ローズの穏やかな柔らかさを奥底に隠し持って、ほのかな温かさへと溶けてゆく。
からりと流れる輝きが、信念と愛を想わせるフレグランス。

ふんわりと曖昧に広がる、コットンキャンディーの甘い香り。それはまるで、出口のない夢に囚われた永遠の少女。
その不透明な香りの奥にある閉ざされた扉を開けた時、背中を押すかのように不思議な力強さがあふれ出す。
幻のような気配を漂わせた、幼さと気品を合わせ持つフレグランス。

キリリと引き締まったハーバルが冴え冴えと漂う、品格を感じるクールな香り。それは颯爽と吹く風に包まれるような涼やかな流れ。
奥底に柔らかさと渋みを隠し持ちながらも、決して揺らぐことなく力強い気配が続いてゆく。
ストイックなまでの潔さを持つ、端正で美しいフレグランス。

緩やかに香り立つ、甘みを交えた美しいシトラスノート。その曇りのないしなやかな香りは、眩（まばゆ）くも温かい早春の空を想わせる。
どこか清らかな雰囲気の中にぬくもりを交えながら、高らかに広がってゆく澄み切った空気感。
落ち着いた気配がふわりと漂う、気品あふれるフレグランス。