Kirakishou

雪華綺晶|TVアニメ化20周年記念「ローゼンメイデン」フレグランス

【トップノート】
端正なベルガモットの香りが、煌びやかな輝きを放つように立ち昇ります。白に近い金色の長い髪がさらりとなびいている所や、右の眼窩がんかから白い薔薇が美しく咲き誇る、その雅やかさが感じられるようです。
しかし、同時にリーフグリーンが冷ややかに立ち昇るため、どこか無機質な気配が漂います。何も映していないような虚構の瞳で、こちらをじっと見ている雪華綺晶がイメージできる香り立ちです。

【ミドルノート】
ホワイトローズの華やかな香りが一気に場を支配し、圧倒されるほどの存在感が辺りに立ち込めます。nのフィールドで雛苺と出会った際、たおやかな微笑みを浮かべていた彼女に、思わず視線が奪われてしまう。そんな威圧感さえ感じられます。
ですが、パチュリのほの暗さがジワジワとにじみ出すことによって、どこかアンバランスな空気が漂い始めます。雛苺のボディやめぐの身体を奪い有機体を得ることによって完全体になろうとする彼女の、その危険な行動や思想に恐怖すら覚える香りです。

【ラストノート】
モスのナチュラルな香りが漂い始めることによって、先程の圧倒されんばかりの威圧感が落ち着き、どこか静かな空気が流れ始めます。生まれた時からずっと一人ぼっちだった雪華綺晶の、寂しいという思いや、羨ましい、妬ましい、愛されたいという、胸の内に隠されていた様々な本音が透けて見えるように変化します。

【全体的な香りの印象】
恐れを抱くくらい完璧なまでに整った香りで、どこか浮世離れしている雰囲気が感じられます。
しかし、後からナチュラルな印象の香りが広がることによって、全てが終わった後、マスターまかなかった世界のジュンに向けた穏やかな微笑みや、新しいローザミスティカを創ろうとするジュンのことを手伝ってくれるといった、元よりある優しい心が次第に見えてくるフレグランスです。