Veldora Tempest
【トップノート】
キレのあるユーカリと、レモンの軽やかな酸味から始まります。
さっぱりとした爽やかな香りで、リムルの持ち込んだ漫画を楽しんだり、テンペストのダンジョンで嬉々としてラスボスを演じたりするヴェルドラの、親しみやすい雰囲気があります。
一方で、硬さとフレッシュさの混じり合った香りが、勢いある荒々しい印象も生み出しているため、『暴風竜』の二つ名のイメージもあります。
【ミドルノート】
ペパーミントやゼラニウムといった、ハーブ調のすっきりとした香りの中に、ラベンダーの甘みが出てきます。
トップノートに感じられた荒々しさや勢いが落ち着いて、威厳めいたものが感じられるイメージです。
洞窟に封印される前から、人や魔物にとって畏怖の対象であったヴェルドラ。
そんな彼の、やんちゃで少年のような心根とは裏腹な、竜種としての厳かさが伝わってきます。
【ラストノート】
重厚感あるグアヤクウッドに、オークモスの落ち着いた香りが出てきます。
ミドルノートまでのハーブの鋭さが和らぎ、粗削りな印象は残しつつも奥深い雰囲気が出てきます。
『破壊』を冠するミリムを相手に互角にやり合うほどに強いヴェルドラの、戦闘能力の高さが伝わってきます。
【全体的に】
ヴェルドラのフレグランスは、力強く勢いある香りが特徴ですが、その荒々しさの中に親しみやすさや無邪気さが感じられるのが特徴です。
世界最強の生物である竜種であり、圧倒的な力を誇るヴェルドラが、リムルと出会いテンペストで伸び伸びと暮らしている姿を感じてみてください。
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会