Ban Gunha

萬軍破|「Thunderbolt Fantasy Project」フレグランス

【トップノート】
ローズマリーやラバンディンの力強い香りから始まります。
ミドルノート以降のレザー調やウッディ調も相まって、ジリジリとした粗い質感をもった香り立ちです。
西部総督として部下を率いて国境を守っていたという萬軍破バングンハの、武人としての気骨ある佇まいを思わせます。
常に眉間に皺を寄せた面立ちや、誰に対しても礼を失さない厳格な人柄が感じられる、引き締まった印象の香りです。

【ミドルノート】
トップノートでも感じられたレザーノートやベチバーの渋みが際立ちます。
国を憂い民を想うが故の苦悩や、大義のためとはいえ神蝗盟シンコウメイに加わっているという背信行為への罪悪感などを抱えていることが伝わってくるほろ苦い香りです。
一方でこの渋みによって、香りにいっそう重厚感が増していきます。
民を蔑ろにした幽皇ユウコウに背き、照君臨ショウクンリンを討つという意を決した萬軍破。
そんな彼の、神誨魔械シンカイマカイに拒絶されて身を焼きながら、なおも剣を振るい続けるという、強靭な精神力や報国の高潔な姿までもが感じられます。

【ラストノート】
トンカビーンズの穏やかな甘みが余韻を残します。
対立関係にある西幽の兵士と神蝗盟の兵士をまとめ上げ指揮を執り、彼らからの人望の厚い萬軍破の、部下を想う心意気が感じられる香りです。
また、ラストノートにかけてミドルノートにあった苦味が淡くなっていくという変化からは、彼が最期まで己の掲げた大義のために命を燃やし続けた様子も伝わってきます。

【全体的に】
萬軍破のフレグランスは、誰よりも国と民を憂いた忠臣に相応しい重厚感と、逆臣とも言える立場でありながら裏表のない人柄が伝わってくる、引き締まった印象が特徴です。
邪教に手段を委ねながらも、常に己の掲げる大義のために戦い続けた「ひとかどの将」である彼の、実直な生き様を感じてみてください。