Coco
【トップノート】
コットンフラワーやマンダリンの柔らかな香りが、ふんわりと広がります。
仕立て屋で母親の手伝いをする、ごく普通の女の子としてのココの姿が思い浮かぶ、素朴で愛らしい香りです。
そこにカシスの甘酸っぱさもあるため、キラキラとした印象を帯びているのも特徴です。
好奇心旺盛で魔法使いに憧れるココの、魔法を目にした時の輝く瞳を思わせます。
【ミドルノート】
トップノートの素朴さから、ピオニーの華やかな香りに変化します。
禁止魔法と知らずに使った魔法で母親を石にしてしまったことをきっかけに、魔法使いの世界へ足を踏み入れたココ。
そんな彼女が、それでも魔法に目を輝かせる純粋な気持ちをもっているところが感じられます。
また、トップノートよりも大人びた印象の香りでもあるため、元々は「知らざる者」だった彼女がぐんぐん成長していく様子も感じられます。
【ラストノート】
ウッディ調の香りが重なることで、ミドルノートまでの軽やかでふんわりとした香りが、微かに重みを帯びます。飛んでいた足が地につくような変化です。
魔法を学ぶうちにもどかしさや不安を覚えながらも、決して希望を捨てずに母親を元に戻せると信じて学び続けるココが、ゆっくり、しかし着実に真っ直ぐに歩んでいく様子が思い浮かびます。
【全体的に】
ココのフレグランスは、白い大きなキャンバスを広げたような素朴な香り立ちから、そこに色とりどりの花を描くように華やかさを増していくのが特徴です。
どんなに行き詰まっても魔法への純粋な憧れを忘れず、勇気を出して一歩を踏み出し続ける彼女が、様々な出来事を通して少しずつ成長していく様子を感じてみてください。
©白浜鴎/講談社/「とんがり帽子のアトリエ」製作委員会