UTENA TENJO
【トップノート】
ベルガモットのすっきりとした香りで、香りにキラキラとした輝きが感じられます。
曲がったことが嫌いで正義感の強いウテナの、惹きつけられるほどの存在感が伝わってきます。
また、既にミドルノートにあるローズの香りが出ているため、凛とした雰囲気も感じられます。
王子様に憧れ続けた結果、自分自身が王子様になりたいと思うようになったウテナが、自分の意思を貫く姿が思い浮かぶ香りです。
【ミドルノート】
ホワイトローズやリリーといったしなやかな花が辺り一面に咲くように、気品ある香りが広がります。
トップノートよりも一段と香りに華やかさが出てくるイメージです。
子供の頃に出会った王子様との約束通り、強さ、気高さを忘れずにいた彼女が、アンシーを救いたいと思う一心で『薔薇の花嫁』の王子様として決闘を繰り広げていくような、高潔な姿が感じられます。
【ラストノート】
水気のあるフルーツの甘さが静かに重なります。
ミドルノートまでの華々しさが落ち着き、香りに繊細な印象を添えるイメージです。
幼い頃、百万本の剣がアンシーを苦しめている様子を目の当たりにして、王子様に涙ながらに助けを訴えた彼女の、辛い記憶が透けて見え出します。
ですが、サンダルウッドの深みが、みずみずしさを包み込むように優しく漂います。
「君とボクの出逢うこの世界を、恐れないで…」と言い、閉じこもっていたアンシーに手を伸ばしたウテナ。アンシーの心を救った彼女の、思慮深さや大切な人を想う心が感じられます。
【全体を通して】
天上ウテナのフレグランスは、彼女の持つ気高き心のような、清らかな薔薇が真っ直ぐに香り立ちます。
どこまでも凛とした印象で、ただ一人のお姫様を救うために戦う王子様の佇まいを感じさせる香りです。
©1997 ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京