Tomiyama Choji
【トップノート】
シトラス調の爽やかさの中に、バニラのミルキーな甘さが重なるところから始まります。
どこか純粋さすら感じられる明るさがあるので、風鈴高校に単身で乗り込んできて、「タイマン!タイマン!」と言う、桜たちと出会った当初の無邪気で子供っぽい兎耳山が感じられる香りです。
【ミドルノート】
ジャスミンの重たい甘さが重なり、一段と香りに
トップノートと同様甘さはありつつも仄暗く変化していくイメージです。
頭取になると一番強くて「自由」になれると思っていたものの、一向に満たされることがなかった兎耳山の、世界が灰色に染まっていく様子を思わせる香りです。
また、香りの
今のチームの仲間たちがどんな顔をしているのか分からず取り乱す姿や、何も感じない空っぽの心をどうにかしようともがき、追い込まれていく様子も感じられます。
【ラストノート】
コットンのふわりとした柔らかさが広がっていきます。
ミドルノートの重たさや
かつてみんなで笑い合っていた頃が楽しかったこと、そして自分はとっくに自由だったということに気付いた兎耳山。
その後、今までチームを繋ぎとめてくれていた十亀に「ありがとう。守ってくれて」「ごめんなさい」と涙ながらに伝える様子が目に浮かぶ香りです。
【全体的な香りの印象】
兎耳山丁子のフレグランスは、無邪気なのにどこか感情が欠落したような不安定さを
長きに渡り灰色の世界を一人きりで過ごしていた彼が、「みんなに愛される太陽」として仲間と共に笑顔でやり直していく姿を、香りで感じてみてください。
©にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project