荒野を独り進む男に吹きすさぶガルバナムの渋み。クローブの力強さでエンジンをかければ、その体に迸る熱き血潮が、赤い爆炎をぶっ放す。
永く遠い旅路の果てに、一人の男が物語に幕を引く姿に見合うパチュリは、重くドライだ。だがそれでいて微かに甘く穏やかで、骨太な科学者の息遣いを確かに伝えている。
武骨な生き様が最高に頼もしい、ロックでヘヴィなフレグランス。

シトラスのすっきりとした酸味を帯びたプラムの甘さ。清廉なる紅きローズの香りは、蒼き雷のように美しい。
茨の道に阻まれようとも、グアヤクウッドの高潔なる香りが道を切り拓く。その気品ある静かな気配が、掴み取った平穏な日々を物語っている。
気高き生き様に心底痺れる、スマートで清らかなフレグランス。

純粋な心を映したグリーンアップルの透明感。みずみずしさを際立たせるフルーツも、少し重たくしちゃう花の甘みだって、全部“食べ物”！
吹っ切れた胸のなか、クリアな視界に満ちるプルーンの甘さ。軽やかなこの香りは、紛れもない、本当の自分の姿。
天真爛漫な笑顔に気持ちほどける、キュートでピュアなフレグランス。